症例紹介

カテゴリー:

矯正歯科幼児期(3~6歳)

矯正症例(小児期 反対咬合)

Before

After

症例情報

症状 反対のかみあわせを相談に御来院されました。乳歯の前歯の噛みあわせが反対になっています。
年齢・性別 3歳 男性
治療期間 6ヶ月
治療方法 このままだと上の顎の前方への成長を妨げる恐れがあります。今回はムーシールドという舌のくせをのぞく夜間のみ装着する装置を使用することにしました。
反対咬合の治療に対する私の考えをまとめてみましたのでご参考ください。
※ 遺伝的なものかよく確認する。両親が反対でなくても祖父母や親戚から遺伝することもある
※ 遺伝性の場合下顎の成長が成長期に特に見られるためその時期には顎の成長を抑える装置を使用する
※ 反対のかみ合わせのままでは上の顎の前方への成長を妨げるおそれがあるため早めに反対のかみ合わせは改善させるべきである
※ 反対が改善しても成長期に顎の大きさが変化してくる恐れがあるため成長が終了するまでは要観察が必要で、タイミングを見て治療の介入が必要な場合がある。
※ ブラケット(矯正仕上げ)は成長期が終わるころに行うのが理想。(反対の噛みあわせを治すために早期に行うことはある)
費用 198000円(税込み)6ヶ月月極費用含む
デメリット・注意点 きちんと装置を装着しないと効果が出ません
備考 半年で前歯の反対は改善しました。これからは定期的に観察を行い、適切な時期での治療を行っていきます。反対のかみ合わせは長時間(成長が終了するまで)の観察が必要ですがいつも装置をつけているわけではありません。虫歯予防のプロフェッショナルクリーニングを行いながら3ヶ月ごとのチェックをしていきます。

術前写真

術後写真

ムーシールド