歯を白くする5つの方法

歯を白くする
方法について

「歯を白く」といっても、目的や要望によって様々な方法があります。
ここでは、当クリニックで主に行われている5つの方法の特長について説明していきます。

01歯の着色（汚れや着色）を除去する「PMTC」

02部分的に黒っぽくなった歯を元の白さに戻す「ウォーキングブリーチ」

03今の歯の色からさらに白くする「ホワイトニング」

04被せ物が変色した場合の入れ替え「セラミッククラウン」

05前歯の詰め物が変色した場合の入れ替え「ラミネートべニア」

PMTC

PMTCとは専門教育を受けた歯科衛生士・歯科医師が、機械的清掃道具とフッ化物配合研磨剤を用いて、プラークを歯面から取り除くことです。
以前はブラッシングを行なっていれば、歯周病を防ぐことができると考えられてきましたが、ブラッシングだけでは、どうしても落とすことができないバイオフィルムがあることが分かりました。
抗菌剤や酵素を跳ね返す鎧のようなそのバイオフィルムは、機械的に除去するしかありません。定期的に歯科医院で、PMTCを受けることが大切です。

PMTCの流れ

  1. Step01カウンセリング

    お口の中で気になる部分はないかなど相談いたします。

  2. Step02歯垢の染め出し

    歯垢（バイオフィルム）を染め出す液を歯全体に塗ってゆきます。液を洗い流すと歯垢の溜まっている部分が赤色になるので、磨き残している場所がよくわかります。

  3. Step03個々に応じたブラッシング指導

    染め出された部分を確認していただき、歯並びなども踏まえ、一人ひとりに合ったブラッシング方法を指導いたします。

  4. Step04専用ブラシで汚れを磨き落とします

    歯全体の汚れを丁寧に落としてゆきます。

  5. Step05デンタルフロスで歯の間をフロッシング

    歯と歯の間の歯垢はデンタルフロスで除去します。

  6. Step06仕上げに細かい部分を再度チェック

    奥歯、溝の隅々までの汚れをチェックしながら落とします。自分ではケアできないような細かい部分もきれいにできます。

  • ※この他に定期メインテナンスでは、スケーリング（歯石取り）も行います。
  • ※必要に応じてフッ素塗布や噛み合わせの確認も行います。1回のメインテナンスにかかる時間はおおよそ30分～60分です。

PMTCの効果

01歯の色素汚れが落ちます！

歯の表面についてしまった茶シブなどの色素沈着も研磨して除去するので、白くツルツルになります。

02歯肉が健康になります！

歯肉の溝の中の細菌を減少させるので、歯肉が健康になります。腫れも治まり歯肉が引きしまってきます。

03お口の中の細菌を除去し、虫歯・歯周病を予防します！

お口の中には様々な細菌がいます。歯垢・歯石の1ミリグラム（千分の一グラム）には、約2憶の細菌がいます。これらの細菌が虫歯や歯周病の原因となります。
このプラーク（歯垢）が貼り付きヌルヌルした状態を『バイオフィルム（生物膜）』と呼びます。
テレビCMなどでは音波ハブラシやデンタルリンス、歯磨き剤を使えば簡単に落ちるような説明をしていますが、実際はそれほど簡単には落ちません。
バイオフィルムをきれいにはがし取るには、PMTCが一番有効な手段であると考えられています。

PMTCの症例紹介

PMTC

PMTC症例

Before

After

症状 歯の着色が気になる
年齢・性別 43才　男性
治療期間 1回（1時間程度）
治療方法 ソリッソトゥースクリーニング
費用 8800円（税込み）（1回で終わらす場合）
保険を使用してクリーニングする方法もあります。
回数は数回かかります
デメリット・注意点 一時的に知覚過敏の症状が出る場合があります
備考 着色もきれいになりました。
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ウォーキングブリーチ

歯の色が黒っぽく変色している場合、歯の神経が死んでしまっていることを疑います。
神経を取っていなくても、昔歯を強くぶつけたことがある場合や大きい虫歯を治療した経験がある場合自然に神経が死んでしまっていることがあります。

ホワイトニング

ホワイトニングは、生まれ持った歯の色をより白い色に変える方法です。歯を削ったり、歯に色を塗ったりするわけではなく歯の内面から色を漂白していきます。歯にとって優しい治療方法です。
ホワイトニング、「オフィスホワイトニング」「ホームホワイトニング」の2種類があり、患者様一人ひとりに適したホワイトニングをご提案いたします。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行うホワイトニングです。オフィスホワイトニングは、歯の表面にホワイトニングのお薬を塗り、白くするのですが、歯が1日で見違えるくらい白くなります。
設備の整った環境で施術を行いますので、ホームホワイトニングと比べると一日で白くなり短期間でホワイトニング効果をだしたい方にはおすすめします。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、忙しくて歯科医院に来院ができない方に適したホワイトニングです。（下記の治療の流れでは、ホームホワイトニングを例に説明しています）

  • ホワイトニングトレーの型を取り、トレーにホワイトニング剤を塗布して、就寝中に歯にはめこみます。
  • 重度の歯の色の方では、ホームホワイトイングとオフィスホワイトニングを併用することで、早く白くすることが可能になります。
  • オフィスホワイトニングで満足の白さを得られた方が、その色をキープする意味で使うこともあります。

ホームホワイトニングの流れ

  1. Step01カウンセリング

    歯の色について気になっていることやご希望についてお話をうかがいます。

  2. Step02検査・記録・診断

    現時点での歯の色を検査し、ホワイトニングが可能か診断します。

  3. Step03治療計画

    目標とする歯の色を決めます。治療期間、回数、費用を確認してすすめます。歯の型をとります。

    • ホワイトニングトレー

    • 夜間就寝中にトレーをはめ込みます

  4. Step04ホワイトニング開始

    マウストレーとホワイトニングの薬をお渡しし、使用方法、注意事項を説明します。それに沿って、ご自宅で使用していただきます。

  5. Step05評価

    ホワイトニングの効果をみるために1週間ごとに来院していただき、歯の色をチェックし、写真を撮影します。患者様のご希望の色調になったら終了です。

  6. Step06メインテナンス

    より効果を持続させるために定期的に来院していただき、後戻りがないかチェックします。必要に応じ、追加ホワイトニングをします。

ホワイトニングの
症例紹介

審美歯科ホワイトニング

ホワイトニング症例

Before

After

症状 歯をもっと白くしたいと希望されていました
年齢・性別 24歳　女性
治療期間 2週間
治療方法 ホームホワイトニング
費用 66000円（税込み）
デメリット・注意点 一時的に知覚過敏の症状が出る場合があります
備考 ホワイトニングの効果も高く大変美しい色になりました！
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ホワイトニングのよくあるご質問

Q
ホワイトニング治療の費用はいくらですか？
A

上の歯すべて、または下の歯すべての処置、どちらの場合もに33,000円（税込）です。

  • ※上記料金は初めにカウンセリングし目標となる白さなるまでの費用が含まれます。
  • ※後戻りにたいしてホワイトニングの薬を買う場合1本3,300円で購入できます。
  • ※ホワイトニングトレーは無くさないでいただければ半永久的に使えますが万が一紛失した場合3,150円にて再制作いたします。
Q
お茶、コーヒー、タバコの歯の着色はとれますか？
A
飲み物やタバコのヤニなどで付いた着色は、クリーニングで取り除けます。着色を取り除いた後は、歯の表面もツルツルに磨き（プロフェッショナルクリーニング・PMTC）、付きにくくします。
Q
ホワイトニングをやってみたいけど、どのくらい白くなりますか？
A
かなり個人差がありますので、一度ご相談ください。
Q
痛みはありますか？
A
歯の状態が、虫歯やその他の問題がなければ大丈夫です。まれに知覚過敏（ピリッとしみる感じ）を発症する場合があります。
Q
なぜ白くなるのですか？
A
主成分の過酸化尿素が化学反応を起こし、その結果、発生する活性酸素による漂白作用のためです。
Q
ホワイトニングは誰でもできますか？
A
誰でもできるというわけではありません。ホワイトニングが有効かどうかは歯科医師によく相談をしましょう。
Q
ホワイトニングの期間はどのくらいですか？
A
個人差があります。歯の部位によっても、白くなりやすい歯と、なりにくい歯があります。通常は2週間毎に効果を判定し終了か継続かを決めます。平均で2週間～2ヶ月くらいです。
Q
ホワイトニングの効果はどれくらいもちますか？
A
効果は永久ではありません。ホワイトニング効果を少しでも長く継続させるためには、普段のブラッシング等のお手入れが大切になります。タバコ、コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー等の嗜好品によっても、歯の表面に着色がみられるので定期的にPMTCを行います。トレーさえあれば1年に1回か2回薬を使用すれば理想的な歯の白さを維持できます。
Q
ホワイトニングの前準備は何かありますか？
A
安全に、効率良く、効果的にホワイトニングを行うために、お口の中の状態を診察して歯石や着色があれば除去しておきます。ホワイトニングを始める前の色を判定し、ホワイトニングのためのトレーを製作します。

セラミッククラウン

セラミッククラウンとは、セラミック（陶器）でできているクラウン（差し歯）のことです。非常に見た目が良いのが特徴です。
かぶせ物に問題があったり、虫歯が大きく全体に歯をかぶせる必要がある場合セラミッククラウンで治療することをおすすめしています。セラミックですので時間がたっても色の変色はなくまた細かい色調表現も自在です。
具体的な治療法は、歯の表面を少し削り、そこにセラミック（陶器）の歯を装着させるという手順となります。変色した歯には特に効果を発揮します。

セラミッククラウンの症例紹介

審美歯科クラウン

セラミッククラウン症例

Before

After

症状 左前歯に不適なセラミックが入っています。歯肉も左右非対称です
年齢・性別 38歳　女性
治療期間 2ヶ月
治療方法 セラミッククラウン
費用 148500円（税込み）
デメリット・注意点 仮歯の時期は取れることがあります
備考 イタリアのDrロイが開発したBOPTという特別な形成方法で治療しています。
2017年に直接イタリアで指導を受けてきました。歯肉のラインをコントロールしやすく、歯肉退縮などの後戻りも起こりにくい大変優れた治療方法です。
今回のケースも歯の色はもちろん歯肉も左右対称で素晴らしい仕上がりになりました。
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ラミネートべニア

ラミネートベニアとは、爪の厚さほどのセラミックの薄い板のことです。特に前歯を白く見せたい、歯並びをよくしたい場合に採用されます。
セラミックを使うのはクラウンと一緒ですが、全体にかぶせるまでいかない虫歯の場合や、歯の変色でホワイトニングやウォーキングブリーチでは改善できない場合にも用いられ、歯の表面のみを薄く削ってそこに薄いセラミックを貼り付ける方法です。
歯の裏側や歯と歯の間を削る必要もなく、痛みもありませんので、麻酔をする必要性もありません。
非常に危険性の低い治療方法です。

メラニン色素の除去

歯肉が黒っぽくなっている原因の一つにメラニン色素の沈着の可能性があります。その場合フェノール・アルコール法という方法で簡単にきれいになります。薬をぬって1週間位すると表面がうっすらはがれてピンク色のきれいな歯肉になります。大抵1回〜2回できれいになります。痛みはほとんどありません。原因がメラニン色素でない場合（例えば金属イオンによる着色など）この方法では改善しません。初めの診断が重要になります。レーザーを使う方法も紹介されていますが、もっとこの方法は簡単にきれいになります。メラニン色素は生まれつき多い場合もありますが大きな原因はタバコです。1度きれいになっても喫煙をやめなければ1年位で同じ状態になります。

メラニン色素の除去の症例紹介

審美歯科メラニン色素除去

メラニン色素除去症例

Before

After

症状 歯茎のメラニン色素沈着を気にされていました
年齢・性別 30歳　女性
治療期間 3回
治療方法 メラニン色素除去
費用 22000円（税込み）
デメリット・注意点 タバコを吸うと後戻りします
備考 健康的なピンク色の歯茎になりました
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料金表

ホワイトニング
のリスク

  • ホワイトニングの効果には、個人差があります。術後、一時的に知覚過敏が生じることがありますが、ほとんどの場合1〜2日で治まります。
  • ジェルが歯茎に触れないように、プロテクトを行いますが、ジェルの影響で数日間歯茎が白くなる場合があります。

メラニン色素の除去
のリスク

  • 術後直後は薬液塗布部が白くなります。すぐに綺麗になっていきます。
  • 2～5日位の間歯茎に僅かな痛みが生じる場合がありますが、安静にしていればすぐに良くなります。