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歯磨き粉のフッ素とは?

 

こんにちは!歯科衛生士の小林です。

本当に暑い日が続いていますね…皆さん熱中症には十分気を付けて、対策を怠らず過ごしてくださいね。

 

今回は、歯医者でよく耳にするフッ素配合の歯磨き粉についてお話させていただきます。

 

 

大抵の歯磨き粉に入っているフッ素。そもそもフッ素とはなんなのか知っていますか?

 

簡単に言うと、フッ素は歯の表面を形成している「エナメル質」を強化し、虫歯を出来にくくしてくれる栄養素です。

 

以前にもブログで紹介されていますのでおさらいです。

具体的には、

①再石灰化作用の促進

②歯質の強化

③歯の表面を溶かすミュータンス菌の抑制

 

を行ってくれます✨

 

虫歯予防に非常に優秀な効果を持っています!

 

 

しかし、フッ素は体に悪いのでは無いか?とおっしゃられ利用を避ける方もいらっしゃいます。

 

確かに、多量の摂取は毒です。飲み込まないよう注意して使う必要があります。

しかし、普段我々がフッ素を取り入れることの出来る手段である歯磨き粉には上限量が法律で定められていますので、安心して使用して頂けます。

いつから使って良いのか、とご質問される方もいますが、歯が生え始める生後6ヶ月頃から使用して頂いて構いません。

 

具体的な歯磨き粉のフッ素配合量としては、

6ヶ月〜5歳まで・・・500〜1000ppm

15歳以上・・・1000〜1500ppm

と世界保健機関(WHO)では推奨されています。

 

 

歯磨き粉のパッケージに表示されていることがほとんどですので、是非確認してみてください。

表示が無くフッ素配合と書かれているものは、1000ppm以下のものとなっています。

 

 

そして、フッ素はなるべく歯に浸透させてお口の中に残るように、歯磨きのあとは1回のうがいで済ませることが推奨されます。

 

普段の歯磨きで使う歯磨き粉ですが、フッ素が入っているかどうかで虫歯予防に大きな差が生まれてしまいます。

 

1度お使いの物を確認してみて、是非フッ素配合の歯磨き粉をご利用ください!

さらに歯科医院では、市販の歯磨き粉よりも高濃度のフッ素を塗布することもできます。

 

虫歯予防にフッ素をご活用ください!